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web制作会社の品質管理チームは何をするのか—効果的なテストのために大切にしていること

web制作会社の品質管理チームは何をするのか—効果的なテストのために大切にしていること

レインボー・ジャパンには、webサイトの品質管理を専門に行う部署が2016年からあります。しかし、web制作会社が品質管理部門を抱える話は、あまり聞きません。今回は、品質管理チームの仕事を紹介します。

「webサイトに求められることが増えている」
そんな実感がありませんか?

それは、webサイトの役割が、ビジネス目標を達成するためのものとして、広がり続けているからです。

たとえば、企業のイメージを打ち出し、問い合わせ窓口となるコーポレートサイト。求人応募につなげる採用サイト。商品を売るECサイト。
そしてこれらの役割を果たせるwebサイトには、デザインが企業にふさわしい、商品や情報を探しやすい、必要な情報が載っている、スマホでも見られる、検索サイトの結果で上位に表示される、などの条件が求められます。
さらに速やかな情報発信を目指してCMSを導入していれば、データの管理のしやすさ、更新しやすさ、管理画面の使いやすさなども検討する必要があるでしょう。

さまざまな目標に向けて、多くの要求を、高いクオリティで満たす必要がある今、webサイトにも品質管理が重要だと、私たちは考えているのです。

テストだけではない、品質管理の3つ仕事

では、webサイトの品質を「管理する」とはどういうことでしょう。
一般的に品質管理=品質検査、つまり「最後にテストを行い、確認する」というイメージがあると思います。
もちろんテストは大事な仕事ですが、品質管理の仕事は、テストの実施だけではありません。
その前にも大切な仕事が2つあります。

(1) 対象サイトにおける品質の認識を揃える
(2) テストに至る前に、品質不良を減らす

この2つは、テスト計画の作成や、制作プロセスにおける各種レビューなどで実現しています。

「限られたテスト予算でそこまでやるの?」という声もあるかもしれませんが、コストを抑えながら、品質を担保するためにこそ、「(3)テストの実施」の前の工程が重要で、私たちはこの仕事をとても大切にしています。

もう少し具体的に紹介しますね。

(1) 対象サイトにおける品質の認識を揃える

品質管理チームは、テストの視点、すなわち「サイトのゴールを満たしていることを確認するためには、どのような基準で測定可能なのか」という視点で、プロジェクトに参加します。
そして、早いタイミングで、サイトのゴールと品質の測り方の認識を揃えるサポートをしていきます。

たとえば、サイト仕様に「閲覧環境:Android 8以上」という指定があったとします。2020年10月1日現在のAndroid OSの最新バージョンは11ですが、8、9、10を搭載したスマホの検証ももちろん必要です。
全機種全ブラウザ全OSで確認をするのは事実上不可能ですので、テストを行う機種を選定することになりますが、制作時にテスト端末を根拠をもって決めておけば、制作工程での齟齬やテスト工程での手戻りを減らすことができるのです。

(2)テストに至る前に、品質不良を減らす

制作の進行途中でも、不具合が作り込まれるのを防止する取り組みを進めています。

1. サイト仕様書や画面仕様書など仕様書のレビュー
制作用の仕様を開発者と共に確認することで、仕様の認識違いまたは、仕様漏れによる手戻りを減らします。

2. 素材の確認
テキストデータや画像データなど、サイトを構成する素材の確認も行っています。
サイトの形にする前に、誤字や脱字、誤ったデータを減らすことが目的です。

(3)テストの実施時の工夫

実際のテストでは、正確にテストを行うために、人手で行うべき項目と、ツールの活用との分別を大切にしています。

プロジェクトによっては、チェック対象は数百ページ・数千ページ単位に上ります。この量の確認を、精度とスピードを担保しつつ行うために、メタデータのチェックなどフォーマットを特定できるものにはスクレイピングなどを活用。また、フォームの動作確認では、データ入力を自動化することも。一方で、webサイトのデザインなどは、目視でなければ確認が難しいことも多くあります。
一つひとつのページで「何を」「何のために」確認するのか、その目的に応じた手法を使い分けています。

おわりに

webサイトに求められる役割も果たすべき責任も増え続けるなか、企画・制作・運用上の課題は他にもまだまだたくさんあります。
レインボー・ジャパンが掲げる「成果を出すwebサイト」実現のため、各職種と連携し、より高い品質の実現を目指して、品質管理技術の向上と、制作現場での実践を行っていきます。