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サイトが本来の目的を果たすために、設計時に押さえておきたい4つのポイント

サイトが本来の目的を果たすために、設計時に押さえておきたい4つのポイント

webサイトのUI設計・情報設計をする上で、当たり前のようで明確に定義するのが非常に難しく、ぼんやり進めてしまいがちなポイントについてまとめてみました。

1.何のためのページか

まさにページの核となる目的の話ですが、実際の制作過程でここがぼんやりしたまま進むことも少なくありません。目的が曖昧なまま進むとUIの見た目や動きなど小手先の話になり、ページごとにやたら複雑なUIが登場したり、ボタンの形状や色が違ったり。いつの間にか本来のwebサイトの目的からかけ離れたところに着地してしまう上に、介在する人の数だけ解釈が生まれ、費用や時間的なコスト増、後々の運用面にも悪影響を与えかねません。

基本的には要件定義のフェーズを経た上で制作に着手しますが、どのような単位のプロジェクトでもざっくり上記の目的については明確にすり合わせておく必要があります。

そうすることで新規のコンテンツや施策、また個別UIなど詳細なパーツを検討していく際にブレない絶対的な指針として立ち返ることができ、介在する人による煩雑化を最小限に抑えることができます。

2.誰のためのページか

これもUI設計・情報設計する上で避けては通れない当然の話ですが、実際ぼんやりしがちな部分でもあります。

toBサイトでもtoCサイトでも結局は一人の人間がある一定の目的に向かってwebサイトを閲覧していますので、そのサービスがwebサイトというツールを介してどんなユーザーに何をさせたいのかが明確であればあるほど、ニーズの抽出とそれに対するきめ細やかな設計ができ、結果としてユーザーの満足度が高いページをつくれる可能性が高まります。

ではなぜここがぼんやりしがちなのか。例えば同じページでも企業の中で部門ごとに閲覧して欲しいユーザーが違う場合など、担当者は得てしてバランスを保つために2つの全く違ったユーザー像を据えてしまうことが多くみられます。

そうなるとそのユーザー像は「自分たちにとって都合の良いユーザー」でしかなく、ページは異なるニーズに対応するものとなるため「誰にとっても中途半端なページ」となり、ただでさえ飽和状態のwebの世界で、そのページの存在意義はなくなってしまいます。

例えば「この商品が欲しい」という目的が明確なユーザーAと「こんな商品ないかな」という興味本位のユーザーBが同じページにランディングし、最終的なゴールが同じCVだったとしたら、ユーザーAにとっては商品のスペックが詳細な方が有益な情報となり、ユーザーBにとっては商品の特長が一目でわかる方がよい、というように、ページで構成すべき要素が大きく変わるためユーザーを絞って考える必要があるのです。

また、実際には上記で述べた心理状態だけでなく生活サイクルや年齢、家族構成に至るまで必要性や調査にかけられる時間によって細分化します。
実際にそのユーザーが存在しているかのようにより深く詳細に情報を定義する「ペルソナ」選定においても、自社にとって最重要ユーザーを1つに絞ることで関係者間の意思統一を図り、自社がとるべき戦略を明確にできるという側面があります。

その上でどうしてもターゲットを絞れない場合はコンテンツを分けることも一つの方法といえます。

3.そのページにおけるユーザビリティとは?

目的とターゲットが決まったとします。では最適と呼べるUIとはどんなもので、それは誰が決めるのでしょうか。

一つのページの良し悪しを判断する時に、明確な指標がなければ、確認する人の数だけ調整にコストがかかります。すべてにおいて誰の目にも明らかな判断基準を作ることは難しいですが、**ユーザビリティを定義**することによって、関係者間のコミュニケーションの溝を最小限にすることは可能です。

何を持ってそのページが最適化されたとするか、そのチェックポイントを出来る限り明示化します。

実際にはページ単位ではなく導線も含めたコンテンツ単位で行うことが多いですが、例えば以下のようなチェック項目を立てます。


コンテンツ名:よくあるご質問
目的:検討ユーザーの不安を解消する / 商品に関するお問合わせ数を減らす
ターゲット:購入検討ユーザー

ここで重要なのはニールセンやISOなど定義上のフレームワークではなく、何がこのコンテンツに求められていて、何を達成すれば良いとするかのポイントを定義することにあります。

これをやっておくことで、デザインという見る人によって評価基準が変わりやすいフェーズにおいて「何を確認するか」がある程度明確になり、複数の関係者が存在する場合も合意形成がスムーズに進みやすくなります。

4.実際の使われ方はどうか

さて前述までの「目的」「ターゲット」「ユーザビリティ 」について検討を重ねた上で、実際にワイヤーフレームなどで画面設計をしていくわけですが、ここまで定義したものが本当にその通りに使用され、想定の成果に繋がるとは限りません。

ここからは時間や費用の許す限りということになりますが、ワイヤーフレームやデザイン、またはスケルトンコーディングのいずれかのフェーズでモックアップを作成し実際のユーザーに近い方に検証をしてもらうUT(ユーザーテスト)を工程に入れると、企業や制作会社では気が付けなかった改善ポイントが出てくることがあります。

本格的に機能を実装する前に課題の洗い出しをすることで、さらにwebサイトの品質が上がり、成果が出やすくなる可能性が高まります。

また、ここまでをしっかり定義しておくと、コンテンツごと・ページごとの目的や期待する効果が明確なためKPIが設定しやすく、効果検証して改善という運用のサイクルの確立にも役立ちます。

レインボー・ジャパンの要件定義と設計フェーズについて

今回は具体的な制作フローの話ではなく、お客様と齟齬なく制作を進める上での「考え方」の部分に絞った記事のため、UI設計と情報設計の話しが入り混じった内容となっております。また実際にはヒューリスティック分析やアンケート調査等を基にした定性データとアクセス解析や一般ニーズ・検索ボリューム調査等の定量データを用いるなど、スケジュールや予算に応じた分析も同時に行い、サイト構築における要件を定義していきます。

まとめ

webサイトの設計を進める上で、こうした果たすべき役割の明確化は当たり前と言えば当たり前なのですが、例えば前回のリニューアルについて、思うような結果が得られていない場合、実際ここまで考えて進められていたか、ただサイトの見た目をきれいにしただけになっていないかを振り返ることも重要です。
レインボー・ジャパンはフルリニューアルだけではなく、お客様が課題と考えている部分や成果が必要なコンテンツだけでも、上記のような視点で一緒に再設計のお手伝いをさせていただくことが可能です。
コンテンツやページ単位のご相談でも是非お気軽にご相談ください。